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  卒業生レポート  2009.8.25  
 
Le rapport d'un ancien
亀井健さん  
亀井健 さん
Kamei Takeshi
レクレール フランス料理研究課程
1997年 春コース卒業
Kamekichi
大阪市中央区鎗屋町1-3-13
TEL:06-6947-0063

HP:http://www.kamekichi-b.com/
 
  かけがえのない過去・現在  
 

大阪谷町のオフィス街にあるビストロ「Kamekichi」は、2006年5月にオープンして3周年を迎えた、予約がとりにくい超人気店です。
30代の女性をターゲットにしたというセンス良くまとめられたインテリアと、「おいしい料理とワインで貴方を幸せにしたい」というコンセプトどおり、 フレンチを気軽に楽しめるお店として女性客を中心に常に満席状態です。
28歳で独立開業して以来、料理系専門誌の取材を受けたり、さまざまな料理フェア−に参加したり、幅広いフィールドで大活躍の亀井シェフは、今や大阪のビストロを代表する存在になっています。
そんな、亀井シェフから、フランス校当時を振り返ってコメントをいただきました。



フランス料理を気軽に楽しんでもらいたい
店名の「Kamekichi」は、私のニックネームです。
色々フランス料理らしい屋号も考えたのですが、「あそこの店、名前なんやったっけ?」とは言われたくなかったので、親しみやすくて一度聴いたら忘れないものにしました。
開店当時は「何屋さん?」ともよく聞かれました。店名のように、お客様に気軽にお越しいただけるような店づくりを心がけています。
     
「Kamekichi」の外観 女性客に人気のモダンで落ち着いた雰囲気の店内
     
同世代のシェフの活躍が刺激に
30歳までにはどんな形態の店であれ、開業したいと考えていました。
27歳の頃、大阪ではすでに20代後半のシェフ達が活躍していて、彼らからかなりの刺激を受けました。
それで「よし、今やろう」と決心したんです。
でも、実は24歳から27歳まで経営を勉強するために料理・サーヴィスから離れていたんですよ。
だから開店して数ヶ月は毎日お客様が来て下さるか、自分の料理で大丈夫なのかと不安で一杯でした。
とにかくがむしゃらにやってきて3周年を迎えることができました


亀井シェフこだわりの厨房  
気配りのできる料理人
料理人として大切なのは「感じる事、気付く事」だと思います。
僕にとってスタッフにソースの作り方や肉の焼き方を教えるのは、さほど難しいことではありません。
もちろんコツなども教えますが、技術は繰り返しやるしかないのです。
でも、たとえ時間をかけて技術を磨いても本人が無関心で集中力がなければ、テクニックは100%発揮されません。
その日の食材の状態、自分の体調、ほかのスタッフが今何をしているのか、時間はどれくらいあるのか、お客様は何を考えているのか、いろんなことに気配りをして欲しいのです。
そのことをスタッフに教えるのは本当に難しいことですが、私一人ではお店は成り立たないので、スタッフが100%以上のテクニックを発揮し、笑顔で接客出来るよう働きやすい職場づくりを常に心掛けています。


お客様の声が最高のやりがい
やっと10年越しの夢が実現し3周年を迎えたところです。
これからもますます沢山のお客様に足を運んでいただくことが大きな目標です。
今後も新しく話題になるお店がたくさん出てくると思います。
それでも「やっぱり『Kamekichi』で食事がしたい」と云っていただきたいですね。
何年やっても「美味しかった」「また来ます」と言ってもらえることが最高のやりがいです。


基本を常に大切に
今でもフランス校時代に出会った料理でおいしいと思った料理はよく作ります。
新しい料理は次々出てきますが、私は伝統的な料理やソースが好きです。
フランス校で学んだベーシックなフランス料理があるからこそ、今こうして自分なりにアレンジした料理が作れるのだと思います。
常に基本を大切にしたいですね。

     
フランス校で学んだ基本のすべてが
今に繋がっています
1997年春コース最優秀賞のシェフコート 来店いただいたナレシェフと
マダム亀井(右端)、
田中恵美さん(2002年辻製菓卒 左端)
     
恩師ナレシェフの言葉
フランス校留学当初は、ナレシェフの「C’est pas bon 良くない」を聞くたびにへこんでいました。
でも、ある日ナレシェフに「J’ai dit trois fois 何度も同じことを云わせるな」と言われたことが悔しくて懸命に勉強しました。
力のない自分が嫌だったんです。
人生で一番勉強したと思います。
昨年、ナレシェフが来日の際にお店に来てくれたんですが、お出しした料理に「trop cuite 火が通り過ぎ」と言われてしまいました...。
 
  今も交友が続くシャトー仲間達
まだまだ勉強不足です。

フランス校で得たもの
フランス校で得たものは、知識・経験・友人・感性など数えきれません。
嬉しかったこと、悔しかったこと、すべてが貴重な時間でした。
その過去があるから、現在があるのだと思います。



 
     
  スタッフ岩田真理子さん(フランス校 レクレール 2008年春コース卒業)
ぶどうとともに成長したフランス校時代
 
 
 
亀井シェフのもとで多くを学びたい
 
私の将来の夢は、畑とおいしい水のある所で素朴なお店を持ち、美味しい料理、ワインでお客様に幸せを感じてもらうことです。
レクレール校は、ぶどうの成長とともに風や季節を感じることのできる環境でした。
愛情と情熱を持ってぶどうを育て、美味しいワインを造りだす人々に囲まれての毎日。
 
  家庭招待いただいたマダムと
あの半年間の経験はかけがえのない財産として私の中に生き続けています。
亀井シェフのもとで働こうと考えたのは、シェフの美味しい料理とワインが、お客様との適度な距離感の中で提供され、実に心地良く感じられたからです。
私もフランス校の経験や想い出を大切に、夢に向かって一歩一歩進んでいきます。
 
  *フランス校時代の写真は亀井健さんと岩田真理子さんより提供いただきました。  
     
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